眼科ってどうしていつも混んでるの?混む理由と空いている時間帯教えます。

いつも混んでいる眼科
あかまさん。

こんにちは。あかまと申します。眼科に勤務する視能訓練士である私が、眼科の混雑する理由と空いてる時間をお伝えしていきます。

「ちょっと目がかゆい」「少し目が赤い」など、いつもと違う目の不調に気付いた時、眼科受診を考えますよね。しかし、いつも通っている眼科は混んでいて1時間待ちは当たり前。ようやく呼ばれたと思ったら視力検査からって…視力は大丈夫だから早く先生の診察室に通して欲しい!と思ったことはありませんか。

だったらいっそ、眼科に行かずこのまま様子を見るか、と自己判断で症状を放置してしまう人も多いことでしょう。

でもちょっと待って下さい。今は症状が軽くてものちのち重篤な症状になってしまっては遅いので、今回は眼科の混雑について、混む理由と空いている時間帯をお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでいって下さい。時間は大切なので有効活用したいですからね。

まずは、そもそも眼科が混む理由からお伝えしていきます。それではどうぞ。

目次

眼科が混む理由4つ

病院
  • 検査の種類が多い
  • 時間のかかる検査が多い
  • 地域に眼科が少ない
  • 先生、スタッフが優しい

検査の種類が多い

眼科の検査の種類は実に多く、細かいものも含めると200種類といわれています。そのため、患者さんによって検査がさまざまであり、当日医師の指示により検査が追加されることもあります。

いくつか検査が重なっていたり、前の患者さんが終わるまで順番待ちをしていたりすると待ち時間がかかります。一人の患者さんが一つだけの検査で終了ということはほとんど無いので、複数の検査をするとそれだけ時間もかかってしまいます。

ですから、眼科の待ち時間が長いのも仕方ないでしょう。

時間のかかる検査が多い

眼科の検査で一番時間がかかる検査といえば「光覚検査」でしょう。光覚検査というのは、暗闇に入った時に最初は真っ暗で何も見えない状態だったものが、少し時間が経てば、目が暗闇に慣れてだんだん辺りが見えてくる経験あると思います。その現象が正常に機能しているのかを調べる検査です。

正常者でも1時間くらいかかる検査のため、予約制になります。しかし実際、光覚検査を必要とする人というのは何らかの疾患が疑われる場合ですので大概1時間では終わりません。検査時時間が長く、患者さんの負担も大きいため現在ではあまり行われない検査です。

その他、検査時間が長く頻繁に行われる検査としては、視野検査、眼鏡合わせ、手術前検査、などがあります。どの検査も30分から1時間かかってしまうこともある検査ですが、患者さんによることが多いので正確な時間は測れません。

地域に眼科が少ない

地域密着型の眼科何代も続く歴史ある眼科などはお年寄りから好まれる傾向があります。眼科に来る患者さんのほとんどが高齢者ですから、わざわざ遠くにある大きい病院を選ぶことはしません。定期的に経過をみるために通うのであれば近くのクリニックへ行くでしょう。そのため、特に田舎のほうは眼科自体が少なく、一か所の眼科に集中してしまうこともあります。そうなると混雑するのは当たり前です。

紹介状があれば、大学病院や総合病院にも行けますが、その場合は重症患者が多く、軽い症状であれば紹介状は持ってないので初診料の安い近医を受診するのが普通でしょう。そういったことが要因で、眼科が混雑するのです。

先生、スタッフが優しい

患者さんが多く、混雑している眼科は、先生やスタッフが優しいことが多いです。そのため、患者さんの多くは気軽に先生やスタッフと世間話や、他愛のない会話します。混雑時にそんなに長話はできませんが、軽い挨拶くらいは交わしますよね。お年寄りはお話好きな人が多く、私たちも話しかけられれば無視はできませんので、その間は検査が止まってしまったり、診察が止まってしまったりもします。

何か疾患を抱えている患者さんは不安で、気持ちも落ち込んでいる人も。そんな時優しく声をかけてくれるスタッフがいる眼科は、患者さんも安心して通うことができますからね。

しかし、業務中ですので患者さんの機嫌を損ねないよう、やんわりと話を切って仕事に戻ることも多いです。他の患者さんの目もありますし、他の患者さんの迷惑にならないようなるべく努力をしています。

1日のうち、空いている時間帯はあるの?

空いている時間

では一体、眼科が空いている時間帯はいつなのでしょうか。田舎にある、1日平均150人前後が来院するクリニックに勤めていた私が感じた、“混む時間帯”“空いている時間帯”をお伝えしていきます。

昼休みがありますので、昼休みを挟んで午前と午後の時間帯で混む時間帯、空いている時間帯をお話します。ただ、私の勤めていたクリニックの話ですので、多少異なるところもあるかもしれません。お昼も通しで診察を行っているクリニックもあれば、午後は予約の患者さんのみ、というクリニックもありますので、あくまで私の眼科でのお話です。とはいえ、田舎のクリニックであればどこも同じようですので、参考程度に読んでいってください。

それではどうぞ。

午前10時から11時

眼科に来る患者さんはお年寄りが多いです。そして、お年寄りは朝が早い。そのため、9時に診察が始まるのですが、たまに7時から順番待ちしている患者さんがいたこともあります。たしかに混む眼科は、早めに順番を取っておけば早く診察してもらうことができますが、さすがに診察の始まる2時間前から並んでいるのは早すぎます。スタッフも出勤していない時間帯なので、冬の寒い時期ですと何かあったとき責任は取れませんし、朝早くから順番待ちしているから早く診察して欲しいなどと言われても予約の患者さんや、緊急の患者さんがいた場合は難しいでしょう。

例えば、診察が9時、受け付け開始が8時半なのであればせめて、受け付け開始10分前に眼科に着くくらいでちょうど良いです。院外で何時間も待っているのも辛いですからね。

そんなわけで、朝の早い時間から待っているお年寄りの検査から診察、会計まで終わるのがだいたい10時から11時になりますので、10時頃から少し落ち着いてきます。なので、午前中希望であれば、10時から11時頃に来院すると良いでしょう。

午後16時過ぎ

眼科によって午後の診察の開始時間は異なりますので何とも言えませんが、私の勤めていた眼科は14時半から18時まで受付をしていました。開始1、2時間ほど混雑することがありますが、夕方になるにつれて徐々に落ち着いてきます。午前と午後を比較しても午後の方が患者さんの数か少ないので、朝の混む時間帯を避ければ午後は比較的スムーズに終わることが多いです。

午後の混雑する時間帯は17時以降となります。仕事終わりの患者さんや、学校終わり、部活帰りの学生などで混雑してきます。駆け込みの18時5分前に来院する患者さんもいますので、そうなると残業となります。

どうしても急いでいるときはどうすればいい?裏技を伝授

内緒

どうしても混んでいる時間帯に眼科に行かざるを得ない時もありますよね。会社の昼休みの時間帯、朝の出勤前、子どものお迎えの前など。本当は余裕がある日に眼科受診したいものですが、そういう日ばかりではありません。

そんな時どうすれば早く終わるのか、実際に私の勤めていた眼科のシステムをお伝えしていきます。

どうしても急がなければならない場合のみの手段です。眼科では順番を待つ患者さんがたくさんいますので、本来であればきちんと自分の順番を守って大人しく呼ばれるのを待ちましょうね。

受付の際、眼科を出たい時間を伝える

眼科で受付をする際、自分のタイムリミットを伝えておくと早く回されます。「子どもを保育園に迎えにいかないといけないので16時には出たいです。」とハッキリ時間まで伝えましょう。すると、その旨を書いたメモがカルテに貼られて検査、診察に回るので院内のスタッフに周知されます。そうすることで、検査も診察も早めに回されます。

しかし、受付で伝えた時間のタイムリミットが10分後などですとさすがに無理があります。せめて30分は余裕を持って申し出て下さいね。

先に受付を済ませておいて「外出」する

早めに受付を済ませて、その際「外出したい」と伝えておけば一回自宅に帰るなり、外で用事を済ませることができます。そして自分の番になりそうな頃、もしくは自分の番が過ぎた頃、眼科に戻れば待ち時間が少なく呼ばれることでしょう。

その際気を付けたいのが、自分の番が来た頃眼科に戻った際は必ず受付に声を掛けるようにしてください。でないと、受付の人は患者さんが戻ったのか分からず、カルテがずっと「外出中」のまま放置されてしまいます。

また、外出する際に「〇〇時には戻ります」と一言目安の時間を受付に伝えておくと良いですね。

体調が悪い“フリ”をする

これはいわゆる「仮病」ですので使いたくない手段です。しかし体調が悪い人をましてやこのご時世、長く待たせておくのも良くないので、体調不良を訴えれば早く診察してもらえるでしょう。

「熱がある」や「のどが痛い」ですと他の病院へと促されてしまいますので極力軽めの症状を訴えるようにしておきましょう。「頭が痛い」や「めまいがする」などでも良いです。

または、「人が多いところにいると気分が悪くなる」「静かな場所でないと発作が起こる」など、精神的な疾患を思わせる症状を伝えるのも良いですね。その場合、精神科に通っているか、精神安定剤などの薬を服用しているかなど聞かれることもありますので注意が必要です。

まとめ

まとめ

今回は、眼科に行きたいけど混んでいて受診をためらってしまう人のために、眼科が混む理由と、空いている時間帯早く検査、診察が終わるようにする裏技についてお伝えしてきました。

急な症状で、突然眼科を受診せざるを得なくなる状況にならないように、普段から定期的に眼科を受診し、目の健康診断をしておきましょう。そうすれば余裕がある時に眼科受診することができますし、目の健康も保たれます。

眼科を受診する際は検査、診察までスムーズに行われたほうが気持ちが良いですから、なるべく混雑時を避けて受診することをおすすめします。

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